上咽頭ってどこでしょう?
それは、鼻の奥と喉の奥上です。
ここは炎症を起こしやすい。
なぜなら、空気の通り道がカーブしているため乱流が起きやすく、
表面粘膜がダメージをうけやすいから
この上咽頭炎が炎症を起こすと、
口の中の常在菌や炎症物質がリンパと血液の流れにのって、
全身にひろがります。
それがたどりついたところで炎症を起こし、
不快な症状を引き起こします。
そうなると不調は喉だけではおさまりません。
脳・脳幹に影響がでれば、
「疲れやすい・自律神経失調・起立性調節障害・うつ・頭痛・肩こり」
内臓であれば、「胃腸の不調・過敏性腸症候群・逆流性食道炎・IgA腎症・慢性の咳」
皮膚であれば皮膚炎、掌蹠膿疱症
関節であれば関節炎と
様々な症状へとつながってしまいます。
では上咽頭炎になってしまったらどうするか?
軽い場合でしたら、以下の処置で治まります。
①鼻うがいをして、寝る前に液体ソンバーユを鼻から垂らす
↓ソンバーユと上咽頭炎の説明動画(みらいクリニック)
②首の後ろを湯たんぽで温めて寝る
皮膚が強い人はホッカイロでもOK
年配の方は寝る前のホッカイロは避けたほうがよいです
③口呼吸の習慣を止める
④歯周病・虫歯を治し、就寝前・起床後の歯磨きをしっかり行う
ひどい上咽頭炎ですと、上記の処置でも効き目が得られないことがあります。
そんなときは、当院の鍼灸がきっとお役にたてます。
同時に、上咽頭炎に効き目のある「EAT療法」を病院で受けることをオススメしています。
ただし、EAT療法はどこの耳鼻科でも受けられる治療ではないようです。
EAT療法は保険適用の治療ですが、行っている医療機関は限られています。
「EAT療法」を行っている医療機関は以下の本で紹介されています。
ちなみに鼻うがい「サイナスリンス」と液体ソンバーユを貼っておきますね
鼻うがいの道具には
米国メーカーのサイナスリンスと小林製薬のハナノアがあります
サイナスリンスのほうが水流も太く、洗い流す力がより強いため
サイナスリンスをおすすめしています