「胃腸が弱い」とお悩みの人は多いです
胃腸が弱い方に多く見られるのが、「腸漏れ」(leaky gutt:リーキーガット)です
腸漏れとは、腸内の様々な成分が腸壁を通過してリンパ管や血管に漏れてしまう状態です。
原因は小麦・悪い油・大量のアルコール・抗生物質・カンジダ菌などで腸壁にすき間ができてしまうからです。
そういう方は、お腹のほかにも様々な不調を抱えてらっしゃることでしょう
この「腸漏れ」こそが不調の根本原因です
胃腸が改善されると、ほかの不調も同時に改善されていきます
胃炎・腸炎と病名はつかなくても、便秘・下痢・お腹の不快感などがあれば
胃腸になんらかのトラブルがあると考えます
関節痛・筋肉痛だけでなく、関節リウマチ・うつ・皮膚病・婦人科のトラブルなども
胃腸のケアはマストと言っていいくらい
「もう腸内環境がイチバン大事なんじゃね?」と思えるくらいです
先に挙げた①上咽頭炎も、たいていの場合、根本原因に腸内環境の悪化があります
なぜなら、上咽頭も腸も粘膜であり、
粘膜はIgA(Immunoglobulin A)という抗体で守られているからです
このIgAはとくに初乳と腸粘膜にたくさんあるんですね
興味深いことに、腸粘膜のIgAを充足させると、他の粘膜組織のIgAも安定します
腸内環境がよくなると、婦人科・目・鼻のど・膀胱もよくなっていきます
これはIgAを作るリンパ球がリンパ管をとおって粘膜上を行き来しているからです(リンパ球のhoming現象)
この仕組を応用すれば、
他の粘膜組織である膀胱炎や目、婦人科トラブルの治療のためにも
腸内環境を整えることが大切になってきます
適切な食事とケアをすれば、
便秘・下痢の方や胃下垂・胃もたれの人だけでなく
原因不明の病気の人でも、
ぐっと体調が良くなるのを実感されることでしょう
当院ではすべての方に、腸内環境のチェックをおこなっています
問診やツボのチェックで問題点を絞り込んでいきます
さてここで、「胃腸を良くする5つのコツ」を挙げますね
①胃腸に悪いものをとらない(小麦・牛乳製品・悪い油・添加物・アルコールを避ける)
②善玉菌を増やす(豆乳ヨーグルト等の発酵食品・善玉菌サプリ・水溶性食物繊維)
③粘膜を再生する(安価な良いサプリがあります:グルタミン・ベルベリン・VA VD 亜鉛 マグネシウム)
④消化しやすくする(よく噛む 唾液・胃酸・胆汁酸をだす食べ物を摂る 消化酵素サプリを摂る)
⑤腸の運動を促す(ストレス回避・運動・腹式呼吸)
来院された方には対面でご説明します