コロナ後遺症にお悩みの方も大勢いらっしゃると思います
時間とともに良くなってくれれば良いのですが、
辛い症状が変わらぬままと、お悩みの人もいらっしゃることでしょう
でもあきらめないでいただきたいのです
回復への道はあります
分子栄養整合医学的にみると、
コロナ後遺症の回復の道筋は明確です
回復のポイントは7つです
①喉を整える
②腸を整える
③ミトコンドリアを復活させる
④ACE受容体を復活させる
⑤血栓を溶かし、血管を整える
⑥低血糖・副腎疲労から脱する
⑦抗酸化・抗炎症を進める(睡眠・食事・サプリを最適化する)
この7つを同時並行的に一気に整えていきます
鼻うがい
・道具はサイナスリンスがベスト(国産製品にくらべて水流が大きい)
・鼻うがい液に塩化マグネシウムorエプソムソルトを1~3つまみ追加するとパワーアップ
※イソジンは短期使用はOKだが、長期使用は不向きです
口腔内細菌叢にダメージを与える&甲状腺への負担リスクもあり
口呼吸をしない
・舌先は常に前歯と歯茎の境の5mm上の位置に軽く触れるよう習慣づける
上咽頭炎が強ければ医療機関でBスポット治療(EAT治療)を受ける
・お住まいの地域名+Bスポット治療で検索してください
・当院受診の方には、熊本市内の信頼できる医療機関へご紹介しています
詳しくは別記事 万病の元③腸漏れ に記してあります
ここでは要点だけ書いておきます
腸に悪いものを止める
・小麦 牛乳 悪い油 砂糖などを控える
善玉菌を増やす
・豆乳ヨーグルトやビオフェルミンを摂る
粘膜を再生する
・ボーンブロスがイチオシです
消化を促す
・胃酸や胆汁を分泌させる食材を摂る(酢の物・大根おろし・海藻・きのこ類)
腸の運動を促す
・腹式呼吸 ウォーキング ストレスを避ける
特に大切なことは「腸に悪いものを止める」です
具体的には、小麦・乳製品・悪い油・砂糖です
とりわけ、小麦のダメージは甚だしい。
小麦を食べながらだと、治療に取り組んでも、回復が遅くなってしまいます。
治療期間だけでも、小麦をやめましょう。
以下の栄養素を食事からだけでなくサプリも使って補います
食事で摂るのは基本ですが、後遺症で弱っている身体を戻すには
食事だけでは足りません。
胃腸も弱っている分、的確かつ大量の栄養が必要ですので
サプリの力も借りましょう
マグネシウム
※お風呂にエプソムソルトを使うのもOK 経皮吸収されるので腸が弱ってる方には特にオススメです
COQ10(カネカ製がおすすめ)
MCTオイル(ココナッツを原材料にしたものを推奨します)
EAA(Essencialy Amino Acid:9種類の必須アミノ酸)
ビタミンBコンプレックス
抗酸化食品&抗酸化栄養素
※血管内皮を炎症から守ることにもなりますので間接的に血栓対策にもなります
解決法は
「EAAを摂る」 です
(EAA=Essencialy Amino Acid:9種類の必須アミノ酸)
コロナウィルスが細胞に侵入するときは
細胞表面にあるACE2(アンジオテンシン変換酵素2)受容体を通って入ってきます。
その際に、ACE2受容体がウイルスにより破壊されてしまうのです。
ACE2受容体は全身に存在していますが、多くあるところは喉・腸・脳幹です
後遺症から回復するにはACE2受容体を再建する必要があります。
ACE2受容体はタンパク質でできています。
だからといってタンパク質を食事でたくさん摂っても、
消化吸収力がガタ落ちしていますので
ACE2受容体には届きません
その点EAAであれば、タンパク質が細かくアミノ酸に分解されていますので
速やかに細胞末端まで届きます
必要な必須アミノ酸を供給してあげて
ACE2受容体を速やかに復活させましょう
胃腸が回復してきますので、EAAはいずれは卒業できます
ナットウキナーゼをサプリで摂る
※ワーファリンを服用していなければ納豆でOK
ナットウキナーゼはスパイクタンパクをも分解してくれます
納豆にはビタミンKが1日分含まれており、ビタミンKは抗炎症効果も期待できます
コロナ後遺症の方に多いのが、低血糖と副腎疲労です
炎症が長く続いており、食事も満足に取れなくなっているため
低血糖や副腎疲労になるのも無理はありません
どちらも別ページで詳しく説明していますので参考になさってくださいね
コロナ後遺症は単独の臓器が原因で起こるのではありません。
ダメージを受けているのは
複数の臓器(腸・喉・脳幹)やパーツ(血管)であり
複数の体内システム(消化・糖代謝・内分泌・自律神経系)です
本質的には細胞内のミトコンドリア機能が低下しているのです
そこで必要なのが、抗酸化対策と抗炎症対策です
具体的には
良い油を摂る
・亜麻仁油・えごま油・オリーブオイル
※悪い油を摂っていたらせっかくの努力が無意味になります
揚げ物やパンは止めましょう
ポリフェノール・カロテノイド・ビタミンACEが豊富な食材を摂る(果物・野菜・ハーブ類)
サプリメント
・ビタミンD3
・NAC(Nアセチルシステイン)
・ビタミンC
・亜鉛
・ケルセチン
・クルクミン
22時までに就寝してよい睡眠をとる
※ベッドでのスマホや夜更かしは厳禁です
よい睡眠に勝る治療はありません
寝ても寝ても治らないのは、良質の睡眠を妨げている原因が必ずあるからです
(大抵は喉の炎症と低血糖が原因です)
ここの⑦抗酸化・抗炎症を進める で挙げた方法は
③ミトコンドリア復活 にもそのまま使えます
ミトコンドリアは活性酸素と炎症に弱いですからね
鍼灸治療が特に効果を発揮するのは
①喉を整える②腸を整える③ミトコンドリア復活⑥副腎疲労
です
当院では鍼灸施術に加えて生活習慣カウンセリングも行っています
食事や低血糖対策、睡眠など生活全般含めて
コロナ後遺症に役立つ方法をみなさまに提案しています
※コロナ後遺症の方の施術では
アルコール・小麦・乳製品・悪い油を
当分の間、完全にストップしていただきます
どうしてもアルコールや小麦・乳製品・悪い油を止められないという方へは
当院ではコロナ後遺症の対応はできません
ご了承下さい